『かんぽの宿』様の東京都の温泉施設の利用者増を狙う販売戦略の企画です。
新宿から1時間程度、東京駅から1時間半という好立地の中、利用者は減る一方。元々は、簡易保険(かんぽ)の契約者の保養施設だったのが、利用率を高めるために一般も宿泊が可能となるよう改定したのにも関わらず、利用客が戻らず、新しい手を打つ必要があるとなり、当館から直接公募参加の依頼を受け、制作。この企画提案によって、日帰り温泉利用者が宿泊を利用するように促す企画の提案を求められ、当時のパンフレットでは表現できていない内容の解析から取り掛かる事にします。
<従来のもの>
パンフレットは季節ごとに印刷を行うが、イラストのパーツが差し代わるだけで内容、見せ方ともに同じものが使用されていた。
<考察>
これまでのパンフレットは施設内はウリが多かったが、観光客が施設内だけをたのしんで帰るだけでは日帰り温泉としてしか機能せず、西多摩は手前の市町村にも温泉施設が多いために競合が多く、宿泊する人にアピールできるものを拡げる必要があると考える。
<企画内容について>
都心から電車で一本で気軽に来れる温泉宿泊施設で、昭和のバブルの時代に建てられた施設なので、外の景色と施設の造りはしっかりとしている。加えて料理や温泉の質も高く、川も奥多摩湖から流れるきれいな水のためエメラルドグリーンに輝くなど、夏と冬の景観に強みがあると判断。
オモテ面
ウラ面
都内在住の人も、青梅市という場所に興味がまずない。手前の立川市や米軍基地を有する福生市ほど特徴がないが、福生市は宿泊施設が少ないため、車で夜まで遊んだ上で周辺で宿泊するには移動をするしかない。
福生市からは夜の移動は30分程度で到着できるため、冬場で、さらに年末年始も年間通じて料金が同一な事を利点とし、ロープウェイで上まで登れる御嶽山や近隣行事の情報を毎号で紹介し、地域連携を強化する提案を行った。
別案として、オモテ面全体でアピールする号の場合に、裏面に詳細を詰め込んだテンプレート案も用意。
オモテ面
ウラ面
マンネリ化していたかんぽの宿を新しい見せ方で打ち出したく作成したチラシ。
表面で食の美味しさを、裏面はリピーターの客に周辺の遊び場やイベントを告知用としました。
かんぽの宿 青梅様
【仕様】
- サイズ/A4
- ページ/両面
- 色/4C、4C
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